テクニカル分析指標

著 株式投資

著 株式投資
シーゲル,ジェレミー[シーゲル,ジェレミー][Siegel,Jeremy J.]
ペンシルベニア大学大学院(ウォートン・スクール)教授(金融論)。コロンビア大学卒業、マサチューセッツ工科大学(MIT)で経済学博士号取得。ウィズダム・ツリー・インベストメンツの上級投資戦略アドバイザー。CNN、CNBC、ウォールストリート・ジャーナル、バロンズ、フィナンシャル・タイムズ等のメディアにもたびたび登場し、市場関係者の注目を集めている

株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド

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第1部 株式投資の歴史的評価
第1章 1802年以降の株式、債券の投資利回り
第2章 リスク、リターン、資産配分――長期でみれば株式のリスクが債券より小さい理由
第3章 株価指数――市場の代理人
第4章 S&P500指数――半世紀にわたる米国企業の歴史
第5章 株式と債券の利回りに与える税金の影響――株式は債券に勝る
第6章 株式投資の見通し――気まぐれな市場価格は過去の実績を台無しにしてしまうのか?
第2部 価値、スタイル、グローバル市場
第7章 株式――市場価値の源泉と基準
第8章 経済成長の影響と高齢化
第9章 市場に勝つ――規模、配当利回り、株価収益率の重要性
第10章 国際投資と中国やインドをはじめとする新興市場の台頭
第3部 経済環境は株価にどのような影響を与えるか
第11章 金、金融政策、インフレ
第12章 株式と景気循環
第13章 世界的な事件が金融市場に影響を与える時
第14章 株式、債券と経済指標
第15章 上場投資信託、株式指数先物、オプションの興隆
第16章 市場のボラティリティ
第17章 テクニカル分析とトレンド投資
第18章 季節のアノマリー
第19章 行動ファイナンスと投資の心理学
第20章 ファンドのパフォーマンス、インデックス投資、市場に打ち勝つこと
第21章 長期成長のためのポートフォリオ構築

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原題は、『Stocks for the Long Run』の4th Editionです。
私がシーゲルのこの本の翻訳を読んだのは、原著第2版をもとにダイジェストで翻訳され、『シーゲル博士の株式長期投資のすすめ』(日本短波放送、1997年7月)のタイトルで出された本が最初です。
本書は、前回のダイジェスト版に比べページ数は約2倍(P405)なっており、非常に読み応えがあります。
本書で著者が言っていることのポイントは、概ね以下のとおりです。
長期投資では、あらゆる金融資産の中で間違いなく株式の利回りが最も高く、インフレを考慮した場合には債券の利回りよりもはるかに確実で予想しやすい。過去200年間のアメリカのデータでは、インフレ調整済み株式利回りは6.著 株式投資 8%で、これはほぼ10年ごとに株式ポートフォリオの購買力は2倍になることを意味する。
株式利回りは短期よりも長期のほうがはるかに安定しており、投資家の保有期間が長くなるほど、総資産のより多くの割合を株式に投資すべき。(P34でリスク許容度別の「ポートフォリオ配分における株式の推奨割合」が紹介されており、リスク容認派は保有期間が30年であれば116%、また、リスク選好派では10年でも110%株式に投資することが適当と書かれています。本書を読んだだけではリスク許容度の定義ははっきりしませんが、100%以上ということは借入をして投資をするということです。)
株式ポートフォリオの大部分は、国際分散した低コストの株式指数ファンドに投資すべき。国際投資におけるセクター別分散は、今後、国別分散よりも盛んになる。
セクターの市場シェアの変化(成長率)は、投資家の利回りの増減と必ずしも相関しない。これは、個別企業の時価総額の変化だけでなく、企業の数の変化を反映するからである。急成長するセクターはしばしば、投資家に非常に高い株価を支払わせようとするため、このことが利回りの低下をもたらす。
過去にダウ工業株平均が1日に5%以上変動した日の原因を検証すると、重大な政治・経済ニュースに関連づけられるのは全体の4分の1にも満たない。株価の動きを予測することは困難。
投資には他の人間行動とは決定的な違いがある。たいていの分野では、ほかの人が何時間も練習し技術を磨いた仕事について、素人が平均以上にうまくやれるチャンスはまったくない。けれども株式市場では、まったく練習しなくても、誰でも平均的な投資家と同じようにうまくやることができる。
長期投資家として成功することは、理論的には容易(分散された株式ポートフォリオを保有し続けるだけ)であるが、現実にはわれわれはさまざまな感情に影響されるので、実行するのは容易ではない。ポートフォリオを予定どおり運用するための確固たるルールを確立することが必要。

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第1部 株式投資の歴史的評価
第2部 価値、スタイル、グローバル市場
第3部 経済環境は株価にどのような影響を与えるか
第4部 短期的な株価の変動
第5部 株式で富を築く
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