ここまでエントリーポイントの見つけ方について解説してきましたが、これだけですぐに稼げるようになるわけではありません。
FXのエントリーポイントとは?意味や重要性は?見つけ方も解説!
エントリーポイントとは、FXの取引において、新規で買い注文または売り注文を入れたポイントを指します。
エントリーポイントを見つけるには?
それでは、具体的にエントリーポイントを見つける方法をご紹介します。
押し目、戻り
ブレイクアウト
ゴールデンクロス、デッドクロス
※緑の線が短期の移動平均線、黄色の線が長期の移動平均線
チャートパターン
シストレツール
エントリーポイントをつかむためのステップ
ここまでエントリーポイントの見つけ方について解説してきましたが、これだけですぐに稼げるようになるわけではありません。
ステップ1:エントリーのルールを決める
- 「何が」(例:移動平均線が)
- 「どうなったら」(例:ゴールデンクロスしたら)
- 「どうする」(例:買いでエントリーする)
ステップ2:過去検証をする
ステップ3:デモトレードで練習する
エントリーポイントで勝率を高めるためのコツ
続いて、勝率の高いエントリーポイントを見つけるコツを解説していきます。
トレンドの方向を見る
マルチタイムフレーム分析を取り入れる
複数のインジケーターを取り入れる
エントリーポイントに関する注意点
最後に、エントリーポイントを探す際の注意点をご紹介します。
勘でトレードしない
毎日稼ごうとしない
負けることも割り切る
いかがだったでしょうか。
マルチタイムフレーム分析ってなに?使いこなせれば勝率アップ!
左から1時間足、4時間足、日足のチャート
どの時間軸も上昇基調になっていますね。
4時間足では強い上昇トレンドが続いており、1時間足でも上昇基調になっています。
1時間足をメイン時間軸でトレードしているデイトレーダーならば、押し目買いをしたり成行買いをしたり・・・。
買いエントリーを検討できます。
<アドバイス>
環境認識では、現在の価格がトレンドの中にあるのか、トレンドの最終部分にあるのか、トレンドの始まりなのか、レンジなのか等に注目してみてください。
相場の環境認識で意識するのは「相場の大きな流れ」です。マルチタイムフレーム分析を活用し、相場全体の大きな流れを意識することで、エントリー方向を絞り込むことができます。
逆に、よく分からない相場だったり、全ての時間軸がバラバラの動きになっていたりするのであれば、エントリーを見送るという選択肢も検討しましょう。
マルチタイムフレーム分析で勝率をアップするには?
チャート:ユーロドル 日足
大きなチャートパターン分析をしてみると、『 ヘッドアンドショルダー 』の形をしていますね。
そして、まさにネックラインをブレイクアウトするかどうかの瀬戸際になっています。
チャート:ユーロドル FXで勝率の高いエントリーポイントとタイミング 1時間足
- 日足ではヘッドアンドショルダーが形成
- 日足のヘッドアンドショルダーのネックラインをブレイクアウト中
- 1時間足の大きな節目となっている水平線をブレイクアウト中
より優位性が高く、勝率アップが期待できるエントリー方向は、 FXで勝率の高いエントリーポイントとタイミング 『売り(下落)』 であると予想できますね。
マルチタイムフレーム分析の目的
チャート:ポンドドル
- 1~15分をメイン時間軸にするスキャルピングトレーダー
- 30分や1時間をメイン時間軸にするデイトレーダー
- 4時間足で1~3日間のトレードをする短期スイングトレーダー
- 日足または週足をメイン時間軸にするスイングトレーダー
上位足になるほど機関投資家やヘッジファンドなど巨額の資金を運用するトレーダー集団がメイン時間軸にしています。
特に、 日足をメイン時間軸にしている場合が多く、マルチタイムフレーム分析では重要な時間軸 です。
マルチタイムフレーム分析と時間足の最適な組み合わせは?
チャート:ユーロドル
トレード種類 | メイン時間軸 | 組み合わせる時間軸 |
---|---|---|
短期デイトレード | 15分足 | 5分足、1時間足、日足 |
デイトレード 短期スイングトレード | 1時間足 | 15分足、4時間足、日足 |
スイングトレード | 4時間足 | FXで勝率の高いエントリーポイントとタイミング1時間足、日足、週足 |
デイトレードでマルチタイムフレーム分析を活用しよう
私の意見ですが、マルチタイムフレーム分析で全ての時間軸をチェックする必要はないと思います。
MT4でマルチタイムフレーム分析をやってみよう【実践編】
3つの時間軸を決めよう
- 長期足:相場の環境認識をする
- メイン時間軸:エントリーポイントを絞り込む
- 下位足:エントリータイミングを見極める
長期足 は『 日足 』にするのがおすすめです。
日足のチャートパターンや水平線がどこにあるのか、現在の価格に近い抵抗帯/支持帯はどこか、に注目してみてください。
マルチタイムフレーム分析におすすめインジケータと設定
マルチタイムフレーム分析におすすめのインジケータと設定について解説します。
私のおすすめインジケータは 『移動平均線』と『RSI』、『平均足』 です。
チャート:ユーロドル
移動平均線(SMA)
大きな相場の流れをみるインジケータと言えば、移動平均線(SMA)ですね。
移動平均線にも様々な種類がありますが、 単純移動平均線 で十分です。
価格と移動平均線の位置関係まとめ:
・価格>移動平均線⇒大きな流れは上昇
・移動平均線>価格⇒大きな流れは下降
時間軸 | 位置関係 | 傾き |
---|---|---|
1時間足 | 価格<SMA | 緩やかな下落 | FXで勝率の高いエントリーポイントとタイミング
4時間足 | 価格<SMA | 下げ基調 |
日足 | 価格<SMA | 横ばい |
つまり、移動平均線でマルチタイムフレーム分析をすると、全体的には 下落 基調であるということが分かります。
時間軸 | 設定 |
---|---|
1時間足 | SMA=240 (1週間) |
4時間足 | SMA=120 (4週間) |
日足 | SMA=200 (日足の基本的な設定) | FXで勝率の高いエントリーポイントとタイミング
時間軸 | RSIの設定 | 数値 |
---|---|---|
1時間足 | 24 (1日) | 50を上回っている |
4時間足 | 30 (3日) | 50に近づいている |
日足 | 14 (日足のデフォルト設定) | 50を下回っている |
平均足とマルチタイムフレーム分析は相性がいい
チャート:平均足
1時間足 | 陽線⇒陰線転換直後 | FXで勝率の高いエントリーポイントとタイミング
4時間足 | 陰線⇒陽線 |
日足 | 陰線が継続 |
勝率の高いエントリーポイントを探す
- へッドアンドショルダー
- ダブルポトむ、ダブルトップ
- 抵抗線と支持線
スマホでマルチタイムフレーム分析をする方法【応用編】
外出先でマルチタイムフレーム分析をするときにおすすめなのが、TradingViewというチャート分析ツールです。
マルチデバイスに対応しているので、スマホでもタブレットでも快適に利用できます。
TradingViewアプリがおすすめ
TradingViewアプリのメリット
- PCとアプリを簡単に同期できる
- スマホでもPCとほぼ同じ機能が利用できる
- マルチデバイス対応なのでOSに関わらず、設定を共有できる
- クラウド型プラットフォームなので、PCの電源OFFでもアラート設定できる
TradingViewアプリとPCを同期する方法
イメージ:アプリとPCで同じアカウントをログイン
スマホでのログイン方法
TradingViewのアラート機能を使ってチャンスをつかむ
-
FXで勝率の高いエントリーポイントとタイミング
- 上位足で移動平均線と交差したら通知アラートが欲しい…
- RSIが70を上回ったら通知が欲しい …
- メイン時間軸以外でも動きがあったら、通知が欲しい …
アラートの設定手順
イメージ:アラートを設定
FXのエントリータイミング術!!下位足でのベストタイミングの取り方
エントリー・決済
さて今回のテーマは「エントリータイミングについて」です!
そこで今回は、ORZが普段のトレードで意識している 「 下位足を使ったエントリータイミングの見極め方法 」 をまとめていきます。
概要編:エントリータイミングは下位足で「相場の転換」を狙う
エントリータイミングにもそれぞれありますが、基本的には 5分足など小さい時間足で細かいローソク足の動きを見ながら判断 していきます。
下位足で判断すれば負けトレードも減る!
下位足でエントリータイミングを判断すると、 相場の逆行を回避できる というメリットもあります。
テクニック編:エントリーは皆と一緒に
下位足での転換点の予兆を掴むために、ORZは 「 下位足でチャートの法則やパターンが崩れるタイミング 」 FXで勝率の高いエントリーポイントとタイミング を狙っています。
・過去に意識されている移動平均線のブレイク
・ダブルトップ・ダブルボトムのネックライン割れ
・レジサポラインを突き抜けたタイミング
過去に意識されている移動平均線のブレイク
そこで短期足の相場状況でトレンド相場を展開している時には、 「 過去に意識されている移動平均線を突き抜けたタイミング 」 を狙っていくことで、その後ぐいーんと大きく値が動く可能性の高いタイミングを狙っていくことが多いです。
ダブルトップ・ダブルボトムのネックライン割れ
その相場が反転する局面でよく表れやすいのが 「ダブルトップ・ダブルボトム」 です。
ダブルトップ・ダブルボトムはM字とW字を形成している 「ネックライン」 を上抜け・下抜け(ブレイク)することで、相場反転の可能性が高くなる傾向があるため、ネックラインを割れるかどうかが注目すべきポイントになります。
そこで短期足でトレンド相場の高値・安値付近やレンジ相場を形成している時には、 「 ダブルトップ・ダブルボトム形成後のネックライン抜け 」 を狙っていくことで、その後ぐいーんと大きく値が動く可能性の高いタイミングを捉えることができるというわけです。
レジサポラインを突き抜けたタイミング
そこで短期足の相場状況で 「 レジサポラインを突き抜けたタイミング 」 を狙っていくことで、その後ぐいーんと大きく値が動く可能性の高いタイミングを捉えることができるというわけです。
実践編:下位足の転換は、ほかの判断材料が重なるタイミングを狙う
まとめ:細かいタイミングの前に、まずエントリーポイント探し
ということで、今回のFXブログは「エントリータイミング」についてまとめてみました〜(・∀・)
なので 「 これからFXを勉強される方、もっとFXを上手くなりたい方 」 、細かいエントリー判断と合わせて、相場把握やエントリーポイントについての勉強も合わせてはじめてみるといいと思います!
ロールリバーサル FXで勝率50%以上になれる手法の極め方
出典:TradingView「 米ドル/円チャート」より
出典:TradingView「 米ドル/円チャート」より
出典:TradingView「 金/米ドルチャート」より
出典:TradingView「 金/米ドルチャート」より
出典:TradingView「 米ドル/円チャート」より
ロールリバーサルを根拠にトレードできるようになれば勝率が上がるため、レバレッジを引き上げてもトータルでの利益を大きく伸ばすことができます。
ロールリバーサルが起こる要因
【新規注文】
このラインで新規注文を出す人はロールリバーサルを狙ってトレードしている人です。
出典:TradingView「 米ドル/円チャート」より
ロールリバーサルをトレード手法に採用しているトレーダーからすれば、これは絶好のエントリーチャンスです。
【利確注文】
ここで利確する人は高値で逆張りを狙ってショートしていた人です。
出典:TradingView「 米ドル/円チャート」より
【損切り注文】
最後に損切りの注文も上昇方向への勢いを加速させます。
出典:TradingView「 米ドル/円チャート」より
インジケーターを使って勝率の高いエントリーポイントを見極める!!
こちらはは 10月10日のドル円15分足チャート です。
このチャートから、前回の記事で解説した、”チャートの形”そしてRSIを加味してエントリーポイントを探してみましょう。
わかりましたか?
今回はRSIを加味して さらに安全性の高いエントリーポイントを見つける ということがポイントです!
山口孝志のエントリーポイント!
私なら、このポイントでエントリー判断を行います。
もちろん、ラインだけでも十分な根拠になるのですが、 RSIが70以上 を示しており、 買いの勢いが強い 、 つまりさらにトレンドが継続していく可能性が高い という判断ができ、 さらに勝率の高いトレードを期待することができます。
そして、トレンドラインをブレイクしたことを確認したところで決済し、 約21pips の獲得です。
さらに、 複数の根拠が合致する場面では、ロットを上げてエントリーし、大きな利益を狙うことも可能です。
もちろん、あまりにも多くのインジケーターを使用しすぎると、エントリーの根拠がブレてしまうので、あくまで1個2個程度、補助として使用してみてください。
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