チャートパターンを覚えよう!ダブルトップ・ダブルボトムの売買タイミング
図2:ダブルトップ・ダブルボトム
ダブルトップやダブルボトムは、 ダブルフォーメーションと言われるリバーサルフォーメーションです。
ダブルトップとダブルボトムの特徴として、 上昇トレンドから転換する場合は、直近高値を更新せずMの形を描き、下落トレンドから転換する場合、直近安値を更新せずWの形を描きます。
実際のチャートでのダブルボトム
図2:実際のチャートでのダブルボトム
ダブルトップやダブルボトムは、小陰線や小陽線が出やすく、 チャート上で綺麗な状態で出現することは少ないんだお・・・
だから別に、きれいなダブルフォーメーションじゃないからエントリーしないほうがいいとかないから 「あっこれダブルボトムっぽい!」って思ったらロールリバーサルしたとこで入ればいいんだお!
とまぁ、含み損おじさんがワァワァ言うとりますけど次は ダブルトップやダブルボトムの売買タイミングを説明していきますね。
ダブルトップ・ダブルボトムの売買タイミング
図2:ダブルトップの売買タイミング
ダブルトップやダブルボトムの売買タイミングは、 ネックラインを抜けて一旦戻ってきた(ロールリバーサルを確認した)タイミングで売買を行います。
二番天井や二番底(2つ目に形成されるであろう高値の山や安値の谷)でエントリーしてもいいのですが、 前回高値や安値を抜けてダブルトップやダブルボトムが形成されない場合もありますので、 注意してトレードしてください!
- ダブルトップの場合は、 前回高値 のところで損切り
- ダブルボトムの場合は、 前回安値 のところで損切り
ダブルトップ・ダブルボトムの到達価格の予測の仕方
図3:ダブルトップの利益確定タイミング
こちらも、あくまで大体の目安なので相場の勢いによっては到達したりしなかったりするので注意してください!
ダブルトップ・ダブルボトムのまとめ!
「絶対にこの形が形成される!」
まず、チャートパターンを見つけたら飛びつきエントリーをする前に、
一旦立ち止まって冷静にシナリオを組み立ててからエントリーするようにしましょう!
ダブルトップ・ダブルボトムのエントリーとターゲット解説【チャートパターン】
クリックで画像拡大できます。
チャート青色の点線枠をTrend Aとした場合、Trend Aの定義を崩したのがTrend Bの波(ピンク色の点線枠)になります。
Trend Aの安値から高値にフィボナッチを引きます。このフィボナッチ(青色)は上昇目線の戻しを狙う買い勢力。
Trend Bの高値から安値にフィボナッチを引きます。このフィボナッチ(赤色)は下落目線でターゲットとなるフィボナッチ・エクステンション128.2%~161.8%を狙う売り勢力。
ダブルトップとダブルボトムのダマシについて
相場は波を描きながらアップトレンドを形成したり、ダウントレンドを形成していきます。
上図を確認していただくとPattern Aのように高値を更新すれば上昇継続となり、Pattern Bのようにサポートラインをブレイクしていけばダブルトップが完成します。チャートパターンのダブルトップが完成したのは結果であり、パターンの完成が大事なのではなく、相場のどの局面でパターンが完成したのかが重要となります。
上図ではsupport Aを下抜けした時点で、ネックラインとなりチャートパターン的にはダブルトップが完成しています。
しかしsupport Bを抜けるまでは、ダウ理論のトレンド定義としては上昇継続となります。図では結果的に高値をブレイクしてダブルトップのダマシとなっています。
ダブルトップ・ダブルボトムを上手に活用してチャートを攻略する方法!
(おいおい、それだけか・・・)
チャートパターンに限らない話ですが、 状況が変われば勝ちパターンも変わる わけで、形とかサインを 「知ってるだけ」 に留めちゃうとあんまり意味ないんですよね^^;
相場なんてものは、その時々で動いている要因や投資家心理も全然違います。
なので、実戦トレードでは パターン・サインの力がバッチリと発揮 させるための 状況判断 とかも必要です♪
逆にいうと、ダブルトップ1つだけでも相場状況などを考え、使いこなすことができれば、それはFXで勝つための超強力な武器 = ダブルトップとダブルボトムとは エクスカリバー になるのです(・∀・)
とは言え、まずは パターンの形状理解 は欠かせないのでそこから書いていきます♪
ダブルトップ・ダブルボトムとは
ダブルトップは 上方向への値動き が反転し下落する際によく出てきますね。
実際にはレジサポライン(抵抗帯)などによって抑えられた際に ダブルトップとダブルボトムとは ベジータ様 アルファベットの「M」のようにダブル(2回)トップ(天井・高値)を付け、その後下落した形のことを言います。
逆にダブルボトムは 下方向への値動き が抑えられた際に出てくるパターンで、アルファベットの「W」のようにダブル(2回)ボトム(底・安値)を付け、その後上昇した形のことを言います。
また、画像からもわかるように相場の値動きって、それまで上がって(下がって)いたものが、 いきなりV字でそのまんま下がる(上がる)ことは少ない んですよね!
そしてその「心が折れる」ポイントが ダブルトップ(ボトム)のネックライン になります。
ネックラインを意識すると動きを読みやすい
ダブルトップ・ボトムでの相場の方向転換は、 ネックラインを抜けるかどうか で判断すると言っても良いですね!
ダブルトップ・ダブルボトムのチャンスはいっぱい!
その答えは、ダブルトップ・ボトムの値動きは 「反転時の普遍的な投資家心理の表れ」 だから、だと考えられます(・∀・)
相場というものは俯瞰的に見れば、一直線に動くことはなく行ったり来たりを繰り返しながら、徐々に 上がって いったり 下がって いったり、そのまま横ばいに動いたりしていますよね?
この行ったり来たりの動きでは 「反転の部分」 が必要不可欠になり、この反転の動きの中でダブルトップ・ダブルボトムが形成されやすいため、チャートにたくさん出てくるのです(´ー`)
パターン形成に到るまでの投資家心理
では、さらに深掘りして 「なぜ」 このような形を形成しやすいのか?
先ほどは告白に失敗した可哀想な青年に例えましたが、ここからは 真面目に投資家心理 を見ていきたいと思います(・∀・)ダブルトップとダブルボトムとは
① 平均値や偏差値との乖離が広がるくらい、ある程度価格が上昇すると、それまで買いポジションを持っていたトレーダーが 「そろそろ利確しようかな」 とか、他のトレーダーが 「そろそろ下がりそうじゃね?」 と、徐々に 買い → 売り に傾き出し、 1つ目の山を形成 していきます。
② しばらく買い → 売り が続き、ある程度価格が下がってくると今度はそこが 「押し目」 になると考えたトレーダーが買いポジションをとって、再び価格を押し上げて行き 1つ目の谷を形成 します。
③ 先ほどの②の勢いが強ければそのままN型に伸びていき、 ダブルトップ形成失敗 になります。逆に言えば上昇が続くと言うわけですな。
しかし、ここで①の 「そろそろ?」の投資家心理 や、1つ目の頂点を目安にした 「また抑えられるのでは?」 という心理が勝つと、買い < 売りに傾きだし、 2つ目の山を形成 して行きます。
ここは2度目の押し目になりますが高値は2回抑えられているので、心理的に買い < 売りになりやすく、さらにネックラインを超えると買いポジションの ダブルトップとダブルボトムとは 撤退(売り) や「ネックライン割れ」を狙っていたトレーダーも売りポジションを取り出すので、 勢いよく下がって行きます。
これらの投資家心理からもお分かりのとおり、ダブルトップは 売りでエントリーしたり・買いポジションの決済 に、ダブルボトムは 買いエントリーしたり・売りポジションを決済 する際に使えると言えるでしょう(ダブルトップとダブルボトムとは ´ー`)
ダブルトップ・ダブルボトムを活用するための4つのポイント!
お次は上で書いた投資家心理を加味した上で、 実際のトレードで活用する方法 を書いていきますわよ(´ー`)
1. 価格帯を目安にする
2. 抵抗帯に注目する
3. 時間軸も考えてみる
4. どの段階でエントリー・決済するべきか
価格帯を目安にしよう
実践トレードする際のポイントとして、まずはダブルトップが 出現する価格帯 と、その時の 相場状況 に注目してみましょう♪
先ほど書いた通り、ダブルトップが形成される可能性が高いのは「そろそろ下がるかも?」と言った心理が働く 「高値圏」 です!
逆に、安値圏でダブルトップが出てきても安易にのらず、 ダブルボトム に注目します。
抵抗帯に注目する
たとえパターンが形成されずに「だまし」となってしまった場合でも、抵抗帯が逆行の勢いを抑えてくれて 損切りリスク を軽減してくれますし、 ワンモアチャンスの可能性 を残してくれる、というわけですね!
時間軸を考えてみる
例えば日足や4時間足といった、中長期的な時間軸でダブルトップやダブルボトムが形成されるには、 少なくとも数日〜1ヶ月 くらい要します。
数日待って、満を持してトレードしていくのもいいですが、 ダブルトップとダブルボトムとは ORZのようなデイトレーダー や スキャル でトレードしていく場合は、 中長期的な山や谷で短期的な時間軸をみていき 、そこでダブルトップやダブルボトムでトレードしていく、という方法が効果的です♪
相場の値動きというものは、基本的に フラクタルな構造 をしていたりするので、こうしたトレードもアリよりのアリです(・∀・)
また、この時間軸の概念と先ほどの抵抗帯を組み合わせて、 中長期的な抵抗帯を背に短期的なパターン を見ていくと、さらにトレードの幅が広がります!
このように1時間足や4時間足で、抵抗帯に当たった時の ローソク足1本 は、短期で見ると ダブルトップ・ダブルボトム になっている可能性が高いのです。
どの段階でエントリーするべきか
これに関しては、そのトレーダーが狙う利益や時間軸、相場状況などによって様々なパターンが考えられれますが、基本的には ネックラインを起点にエントリー するのがセオリーです(´ー`)
ちなみに、ネックラインを解説した記事にも書いたのですが、ORZの場合は ネックラインへの勢い を判断材料としてネックライン手前でエントリーしたり、ダブルトップ(ボトム)の2つ目の山(谷)でエントリーしたりします。
やはり 基本がしっかりあっての応用 ですからね。
そんで、慣れてきたら自分自身のトレードスタイルに合わせて、スキャルならなるべく早い段階でのエントリーが合うのでは?とかスイングならネックライン抜けた後の 「だまし」 まで見極めてエントリーしてからでも遅くないか?
ダブルトップ・ダブルボトムのあとがき的な
お疲れ様でした(´ー`)
ここまで読破していただけたのであれば、ダブルトップ・ダブルボトムの基本的なところは バッチリ だと思います♪
今回はダブルトップ・ダブルボトムがなんなのか?というところから、形成のメカニズム的なところ、エントリーの話をしていきましたが、このほかにも エントリーの逆の考えで決済 を考えたり、 トレンドの転換ポイントとしてのテクニカル分析にも応用 していけると思います♪
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ダブルトップ ダブルボトムの基本と傾向【FXテクニカル分析】
ライントレード
トレンドパターンの基本は「ライントレード」です。
ダブルトップ、ダブルボトムの基本と傾向を覚え、テクニカル分析に活かしましょう。
ダブルトップ、ダブルボトムとは?
FXライントレードのトレード手法として、よく知られているのが、
「ダブルトップ」と「ダブルボトム」です。
「ダブルトップ」とは、山が2つ出来た状態のことを言います。
「ダブルボトム」はその逆で、谷が2つ出来た状態のことです。
ダブルトップ、ダブルボトムは、市場価格の波でできた「トレンドパターン」です。
ダブルトップ、ダブルボトムの基本と傾向
ダブルトップ、ダブルボトムは共に「トレンド転換のサイン」です。
こうなれば、再び上昇トレンドとなりそうですが、
①の高値を越えずに反転し、③で下降しています。
(もちろん高値を越えて反転しても、ダブルトップです)
③で下降に転じ、④で②のネックラインを越えたことにより、
ダブルトップが完成し、トレンドが転換しています。
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