凄腕トレーダーが語る「ディーラー時代」のトレード手法
今回は、凄腕トレーダー通称“YEN蔵“氏に、為替ディーラー時代のトレード手法等について聞いていきます。※本連載では、投資顧問会社「林投資研究所」代表取締役 林知之氏の著書『凄腕ディーラーの戦い方 億を稼ぐトレーダーたちⅡ』(マイルストーンズ)から一部を抜粋し、普段は表舞台にあまり出ることがない凄腕ディーラーたちに林知之氏が直接インタビューして聞き出した、株式投資で勝つためのリアルな「相場哲学」を紹介します。
複雑なデリバティブには〝人のチカラ〟が必要
田代岳氏は、米系のシティバンクと英系のスタンダード・チャータード銀行の2行で合計20年以上も為替ディーラーを務めたあと、現在は独立して自己資金でトレードするかたわら、自身の会社「株式会社ADVANCE」でセミナーなどを通じた投資情報発信を行い、「YEN蔵」(えんぞう)のニックネームで知られている。
私は田代氏と仕事で知り合い、インターネット放送「マーケット・スクランブル」で共演した。短時間の番組ながら、その中で言葉を交わしたり終了後に軽く話をしているうちに、彼の真面目な姿勢やプレーヤーとしての厚みを感じ、あらためてインタビューの場を設けて足を運んでもらった。
インタビューは2013年8月15日、林投資研究所オフィス近くにある料理店の個室で行った。
─最初に仕事をしたのがシティバンクだったのですか?
─短資会社というと、小さなテーブルを数人の男が囲んでいて、注文の札を投げるシーンを思い浮かべますよね。
─短資会社の数は減ってしまったようですね。
─プロ同士をつなげる立場として、重要な役割があると思っていましたが。
─株式市場と同じように大きく変わった面があるわけですね。
定期的な勉強会への出席が義務づけられていたシティ
─YEN蔵さんが為替ディーラーになったのは、そういった変化が起こる前ですよね。シティに移った理由は?
─シティでのディーラー教育について聞かせてください。
─具体的な売り買いについては、どんな教育でしたか?
─以前の日本の銀行ではファンダメンタルズの分析が主で、「チャートを見るなんて邪道だ」といった発想だったようですが、シティではどうでしたか?
凄腕トレーダーが語る「ディーラー時代」のトレード手法
今回は、凄腕トレーダー通称“YEN蔵“氏に、為替ディーラー時代のトレード手法等について聞いていきます。※本連載では、投資顧問会社「林投資研究所」代表取締役 林知之氏の著書『凄腕ディーラーの戦い方 億を稼ぐトレーダーたちⅡ』(マイルストーンズ)から一部を抜粋し、普段は表舞台にあまり出ることがない凄腕ディーラーたちに林知之氏が直接インタビューして聞き出した、株式投資で勝つためのリアルな「相場哲学」を紹介します。
複雑なデリバティブには〝人のチカラ〟が必要
田代岳氏は、米系のシティバンクと英系のスタンダード・チャータード銀行の2行で合計20年以上も為替ディーラーを務めたあと、現在は独立して自己資金でトレードするかたわら、自身の会社「株式会社ADVANCE」でセミナーなどを通じた投資情報発信を行い、「YEN蔵」(えんぞう)のニックネームで知られている。
私は田代氏と仕事で知り合い、インターネット放送「マーケット・スクランブル」で共演した。短時間の番組ながら、その中で言葉を交わしたり終了後に軽く話をしているうちに、彼の真面目な姿勢やプレーヤーとしての厚みを感じ、あらためてインタビューの場を設けて足を運んでもらった。
インタビューは2013年8月15日、林投資研究所オフィス近くにある料理店の個室で行った。
─最初に仕事をしたのがシティバンクだったのですか?
─短資会社というと、小さなテーブルを数人の男が囲んでいて、注文の札を投げるシーンを思い浮かべますよね。
─短資会社の数は減ってしまったようですね。
─プロ同士をつなげる立場として、重要な役割があると思っていましたが。
─株式市場と同じように大きく変わった面があるわけですね。
定期的な勉強会への出席が義務づけられていたシティ
─YEN蔵さんが為替ディーラーになったのは、そういった変化が起こる前ですよね。シティに移った理由は?
─シティでのディーラー教育について聞かせてください。
─具体的な売り買いについては、どんな教育でしたか?
─以前の日本の銀行ではファンダメンタルズの分析が主で、「チャートを見るなんて邪道だ」といった発想だったようですが、シティではどうでしたか?
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