FXの税金はいくらから?払わないとばれる?節税対策も紹介
FX入門・初心者
- FXの利益にかかる税金
- FXの税金はいくらから?
- FXの利益は税務署に必ずばれる
- FXの税金対策(節税対策)
- FXの確定申告を行う際の注意点
FXの利益にかかる税金
FXの利益にかかる税金の計算方法
FXの税金はいくらから?
会社員(サラリーマン)の場合
- 給与の年間収入金額が2,000万円以下
- 1か所から給与の支払を受けている FXの税金とは
- 給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円以下
従って、年間の給与収入が2,000万円以下であるサラリーマンの方の場合、FXの利益などによる「給与所得や退職所得以外の所得」が年間20万円以下であれば、原則として確定申告はしなくてもよいことになっています。
学生や主婦、無職の場合
夫の扶養に入っている専業主婦や学生、無職などで給与収入がない方の場合は、FXによる所得の合計額が48万円以下であれば、原則として確定申告は不要となります。
「基礎控除」というものがあり、その金額が48万円なんです。「38万円」とする情報を見かけることもあるかもしれませんが、 令和2年分の所得税から基礎控除額が38万円から48万円に変更になった ので要注意ですよ。
フリーランスの場合
パートやアルバイトをしている場合
- FXによる所得の合計額が48万円以下
- FXによる所得とアルバイト等の給与所得の合計が103万円以下
FXの利益は税務署に必ずばれる
FXの税金対策(節税対策)
必ず確定申告を行う
損益通算を利用する
前述の通り、FXで得た利益は「先物取引に係る雑所得等」に分類されますが、「先物取引に係る雑所得等」については「損益通算」を利用することができます。
3年間の損失繰越控除を利用する
さらに、年間の損益がマイナスとなり、損失を申告した場合は、その損失を翌年以降3年にわたって繰り越して、損益通算を行うことができます。これを損失の繰越控除といいます。
【2020年】株やFXの利益でふるさと納税の限度額はいくら変わる?
・1年間にふるさと納税で寄付をした自治他の数が5ヶ所以内
・確定申告をする必要がない給与所得者など
- 自営業
- フリーランス
- 年間に400万円を超える公的年金を受領している人
- 株取引、FX取引において一定額を超える利益をあげている人
- 建物、土地などの譲渡および家賃などの不動産収入がある人
- 給与の所得が年間2,000万円を超えている人
- 副業など年末調整を受けていない所得額が20万円以上ある人
上記に加えて、 株式取引等における所得の2つ納税方法、「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」のいずれを選択しているかで変わります。
また特定口座を開設する際に、 「源泉徴収あり」にしておくと確定申告が不要となります。 「源泉徴収なし」にすると自身で確定申告をしなくてはいけないので注意が必要です。ちなみに一般口座を開設したとしても、給与や退職にともなう所得以外の株取引での所得が20万円以下であれば納税する必要がないため、確定申告は不要となります。
つまり、 源泉徴収をしてくれる特定口座で株取引をしており、ふるさと納税先の自治体の数が規定の5自治体を超えていなければ、ワンストップ特例制度を利用し簡単に控除申請が可能 です。
また源泉徴収が証券会社から行われる特定口座を利用していない方、いわゆる一般口座を開設している方に関しては年間取引報告書をご自身で作成し、かつ確定申告を行う必要があります。
- 株式などによって得た利益が20万円以下であること
- 上記以外に副業や不動産収入など確定申告する事項がないこと
上記でご紹介した源泉徴収してもらうための特定口座の利用がなく、一般口座利用者の場合は、確定申告が必要です。同様のケースが、特定口座を保有しているが源泉徴収はなしの扱いにしている方です。
確定申告の場合
所得税控除 5%~45%
住民税控除(基本分)10%
住民税控除(特例分)100%-(所得税率5%~45% + 住民税率10%)
控除 合計 100%
ワンストップ特例の場合
所得税控除 0%
住民税控除(基本分)10%
住民税控除(申告特例控除)100%-住民税率10%
控除 合計 100%
くりっく365などの取引所FXは税金が有利って聞いたけど?
<川瀬先生のワンポイントレッスン>
●損益通算●
取引所取引のFXの場合、FXで得た利益と他の取引所に上場している先物取引で得た利益との間で損益を相殺させることができる。たとえばFXで得た利益が30万円、他の取引所に上場している商品先物取引や株価指数先物取引で20万円の損失が生じた場合、FXの課税対象となる額は、30万円の利益から20万円の損失を差し引いた10万円となる。
●損失の繰越控除●
取引所取引のFXで年間の損失が50万円、利益が20万円だったとする。この場合、年間の損益を通算した場合の損失額は30万円。したがって、この年は課税されない。さらに、翌年は10万円の利益が出たとしても、前年の通算した損失額30万円を繰越控除できるため、10万円の利益に対しても課税されない。取引所FXは、最長で3年間、損失の繰越控除をすることができる。ただし、損失の繰越控除を受けるためには確定申告が必要だ。
株式初心者入門
金融機関にお金を預けて貯蓄すると、金利がついてお金が増えるといった時代は過去の話です。今や超低金利時代を迎えており、預けるだけでお金を増やすことは難しくなりました。 FXの税金とは 超低金利時代は今後も続くと予測されているため、自分の将来の生活や老後に備えるためには、自分の資金を資産運用によって増やす必要があります。 今回は、初心者の方に向けて、そもそも資産運用とは何か、資産運用の種類などをご紹介します。
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